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発達障害 ワンポイントアドバイス(3)ADHD特有の「面倒臭がり」について

 ADHD(注意欠如多動症)の子どもは、興味のあることに過剰な注意の集中をしますが、興味の持てないことには、極端にやる気を示せないことがしばしばあります。常に興奮する刺激を求めており、刺激が外からなくなって、何もすることがない時の「退屈感」は、死んだほうがマシというくらい大きく、そういう事態を必死になって回避しようとします。それに一旦、テンションが上がると、なかなかそこから降りてきません。気持の切り替えが困難になります。この辺りは、すべて、子どもと親がぶつかり悪循環が始まる要因です。  別の視点から、「面倒臭がり」を考えると、彼らは「今人間」であり、「先の見通し」や「多様な選択肢」が見えにくいのです。すると、彼らの経験としては、今日やらなくてはいけない事と、3日以内にやればいい事と、1週間以内にやればいい事と、1ヶ月以内にやればいいことが、時間的な奥行きの中に置かれず、スクリーンに投射され… 続きを読む »