発達障害 ワンポイントアドバイス (8) 家事手伝いと「三色野菜理論」②
さらに、お手伝いは、自分のためにではなくて、皆のためにする行為なので、「大人の部分」を使っていることになります。せっかく、子どもが、洗濯物を畳んでくれたのに、畳み方が気に入らないのでもう一回お母さんがやり直して、「二度… 続きを読む »
さらに、お手伝いは、自分のためにではなくて、皆のためにする行為なので、「大人の部分」を使っていることになります。せっかく、子どもが、洗濯物を畳んでくれたのに、畳み方が気に入らないのでもう一回お母さんがやり直して、「二度… 続きを読む »
ここまで、しばらく一般的な思春期心性について話してきました。再び発達障害に戻ります。 私は診察場面で、子どもに家事手伝いはやっているかいとよく聞いています。小学生で大体、半分くらいは、全くやっていないと、答えが返って… 続きを読む »
思春期は、前に進むことと、後ろに戻りたいことの、二つの折り合いのつかなさに、どう折り合いをつけていくかということであり、「自立」と「依存」の折り合いのつかなさをめぐる嵐のような葛藤であるといっても良いでしょう。幼児の一… 続きを読む »
③赤ん坊―母親のコミュニケーション 思春期の子どもに対する親の対応も、基本的には、泣き止まない赤ん坊を抱いてあやすのと同じことです。赤ん坊は、不快や苦痛の体験を泣くことを通じて、それらを母親に投げ込み、母親がそれを母親… 続きを読む »
思春期のつまずきは、多くは、思春期前期に生じます。中学2年頃から、学校での体験でなにかに修復できないくらい傷ついて、不登校になることが多いように思います。そうすると思春期前期の発達課題がクリアされることが、不登校の解決… 続きを読む »
③思春期中期の発達課題 「私は誰」の答えを、自分の心に求めていこうとする時期。異性との交流が始まり、また、進路を巡る葛藤や、家から物理的に離れることをめぐる葛藤、つまり「私はどこへいこうとしているのか」という問いへ現実的… 続きを読む »
①前思春期の発達課題 10才から12才、つまり、小学校の5年6年あたりの時期を前思春期と言います。この時期は、心はまだ親の掌にあり、しかし、体は親から離れた存在に急速になり始めます。 前思春期は、いまだ、第二次性徴… 続きを読む »
思春期の発達過程は、自らへの二つの問いにより、始まります。「私は誰?」「私はどこへいこうとしているのか?」。その問いに、通常でも、10年近い歳月をかけてある程度の答えを探していく旅なのです。親や周囲の大人の期待に過剰に… 続きを読む »
2)家族全体の中で同胞(きょうだい)に割り当てられる「役割」とそこからの解放 同胞の個性の差は生まれつきの部分が大きいのですが、さらに、家族の中である役割が無意識のうちに付与され、「役回り」が固定しがちです。「いつも損… 続きを読む »
発達特性ゆえに人一倍手のかかる、育てにくさを持った子どもの兄弟、姉妹は、家族の中で特有の反応を示すことが多いのです。例えば、幼少期から手のかからない「良い子」で、親の助けもするし、「調整役」にもなってくれるし、消耗しが… 続きを読む »