発達障害 ワンポイントアドバイス (8) 家事手伝いと「三色野菜理論」②
さらに、お手伝いは、自分のためにではなくて、皆のためにする行為なので、「大人の部分」を使っていることになります。せっかく、子どもが、洗濯物を畳んでくれたのに、畳み方が気に入らないのでもう一回お母さんがやり直して、「二度手間」だからと、子どもにやらせないということを時々聞きますが、心の発達、成長につながることなので、そこは、じっと忍耐です。ついでに言えば、妙に聞こえるかもしれませんが、「お手伝い」をすると、「堂々と不登校を続けることができる」という感覚になる子どももいます。「堂々と家にいることができる」と、逆説的に学校に行けるということにつながります。つまり、不登校は学校に「身のおき所」がないので、家の中にまず「身のおき所(自己肯定感)」がしっかりできることが必要なのです。ただ、誤解がないようにいうと、自己肯定感としての「身のおき所」は、「お手伝い」の前に、「心の幼児的部分」をしっかりかか… 続きを読む »